溝口城 | 新発田藩祖となった溝口秀勝ゆかりのお城
愛知県西春日井郡豊山町の溝口城は、後に越後新発田藩祖となった溝口秀勝ゆかりのお城です。別名・豊場城
歴史
溝口氏の祖先は源氏の流れを汲む逸見義重で、承久の乱(1221)の軍功で美濃国大桑郷(岐阜県山県市)を賜り、代々住んでいました。
そして応永年間(1394〜1427)に尾張国中島郡溝口村(稲沢市西溝口)に移り住み、この時の居城が西溝口城で、その地名をとって溝口氏を名乗ったようです。
その時は溝口氏は岩倉城の織田氏に仕えた様ですが、後に信長に仕えました。
溝口秀勝は最初丹羽長秀に仕え、本能寺の変後に羽柴秀吉に仕え、再び丹羽長秀の与力となりますが、後に堀秀政の与力となり、。慶長三年(1598)、越後国蒲原郡新発田城(現新潟県新発田市)六万石を与えられます。
そして慶長五年(1600)の関ヶ原合戦に徳川家康から所領を安堵されて、越後新発田藩初代藩主となりました。
感想
溝口秀勝は現在でも新潟県の新発田城に行くと有名人で、銅像も建っています。
そんな秀勝ゆかりのお城が現在の豊山町にありました。
現地を訪れた感想ですが、豊山町の老人憩いの家の北西30m程の所に、小さな公園がありますが、ここに溝口城があったということです。
周辺に城屋敷、堀之内といったお城ゆかりの地名が残っています。
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