道満屋敷 | この地に勢力を持っていた柘植道満の屋敷跡




道満屋敷 | この地に勢力を持っていた柘植道満の屋敷跡

 

 

愛知県みよし市に残る道満屋敷は、この地に勢力を持っていた柘植道満の屋敷跡です。

 

 

歴史

 

【三好町誌】によれば、柘植道満(つげ どうまん)という人の屋敷が三好町大字西一色にあったとされますが、時期や詳細は不明です。

 

 

道満屋敷について分かっているのはこれくらいで、後は謎です。

 

 

 

 

 

感想

 

かつて柘植道満の屋敷があったとされる場所は宅地、畑地として開発され、屋敷の遺構は残っていません。

 

 

しかし立地をよく見てみると、西に三河と尾張の境界である境川が流れ、南にはかつての飯田街道(現在の県道56号線)だったを押さえるなど、交通の要所だった事がわかります。

 

 

こうした事から、私の感想ですが、道満屋敷は街道を押さえた土豪クラスの館だったのではないかと思います。

 

 

お城巡りをしていると、必ずといっていいほどお城近くには旧街道が走っており、街道とお城の場所を専門に研究している人もいます。

 

 

また道満屋敷の近くにはこの地の古刹・裕福寺があるので、柘植道満と裕福寺の関係も気になりますね。

 

 

詳細が分かっていない豪族ということで、たぶん歴史の途中で滅んだ可能性もありますが、私の好きな郷土史クラスの土豪なので、今後、新しく判明したことがあれば、また追記したいと思います。

 

 

所在地  三好町大字西一色

 

立地  平城

 

築城時期?

 

築城者  柘植道満

 

主な城主  柘植道満

 

現状  宅地・畑地

 

地図


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