2説アリ!徳川十六神将のひとり米津常春の父・米津勝信が築いた米津城




2説アリ!徳川十六神将のひとり米津常春の父・米津勝信が築いた米津城

 

 

愛知県西尾(にしお)市にある米津城は、徳川十六神将のひとり米津常春の父・米津勝信が築いたお城です。

 

 

 

 

 

歴史

 

城主は米津藤太夫勝信(道寿とも:明応年間(1492〜1501))という人物で、尾張国大野(現・常滑市)から、この地にあった南中根城に攻め込んで来た人です。

 

 

南中根城を陥落させたのち、中根村を二つに分け、片方を自分の名前から『米津村』としました。米津城はその米津村に築かれたお城。

 

 

この勝信(道寿)の子には、米津常春(徳川十六神将)や小太夫政信(三方ヶ原合戦で活躍)がいます。

 

 

 

 

 

感想

 

米津城については2説あり次の通りです。

 

  1. 【蔵屋敷説】 南中根城との間にある500m程の湿地を見下ろす字蔵屋敷。
  2. 【渡場説】  字渡場にあったそうですが、現在米津橋にかかる鉄橋のあるあたり。

 

との事ですが有力なのは、@ 【蔵屋敷説】です。

 

 

しかし現在、宅地・畑地・水田となり地籍図をもってしても復元は困難との事。その全容が気になりますよね。

 

 

蔵屋敷の地は西〜南から見ると高台にあり、周囲を湿地帯を思わせる水田が取り巻いており、お城の雰囲気が残る場所です。

 

 

ところで徳川十六神将の一人である米津常春について説明しておきますね。

 

 

米津氏はもともと松平氏の譜代家臣だったらしく、広忠、元康(家康)に仕えた記録があります。

 

 

常春の主な働きは、天文十八年(1549)の安祥城合戦です。当時、松平氏は今川家の傘下として、織田信秀の三河国拠点である安祥城を攻めました。

 

 

この時、常春は城主・織田信広(織田信長の兄)を捕らえ大手柄を立てます。

 

 

その後、永禄三年(1560)の桶狭間の戦いの際には、松平元康と共に丸根城、大高城攻めに加わりました。

 

 

さらに三河一向一揆の際も元康と共に一揆勢との戦いで活躍します。

 

 

しかし永禄七年(1564)に起った三河赤坂合戦で、渡辺守綱と共に活躍したとの記述を最後に常春の記録は途絶え、その後の活躍は分からず、慶長十七年(1612)に89歳で没したという記録が残るのみです。

 

 

所在地 西尾市米津町字蔵屋敷

 

築城者 米津道寿

 

立地 平城

 

主な城主 米津氏

 

築城時期?

 

現状 宅地、畑地、水田

 

地図


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